より美味しく飲む秘訣

日本酒の酒質とは?

大吟醸酒

★ 果物のような香りに、清々しい味わい!! [ この酒質のお酒一覧 ]

米、米麹、醸造アルコール(本醸造規格の添加量)を原料に、精米歩合50%以下に精米した米で低温発酵させもの。果実のような豊かな香りとなめらかな口当たりがあります。

純米大吟醸酒

★日本酒の最高峰!大吟醸より『厚み』のある味わい!! [ この酒質のお酒一覧 ]

大吟醸規格のうち、醸造アルコールを加えず、精米歩合50%以下に精米した米、米麹のみで醸したもの。アルコールを加えないため、大吟醸酒に比べると概して味に厚みがあると言われています。純米造りの中では最高の技術、高コストを要する酒です。

吟醸酒

★整った香りと味で、香り豊かなお酒が好きな人は是非! [ この酒質のお酒一覧 ]

本醸造規格のうち、精米歩合60%以下の白米を使い、香りと味を整えるために醸造用アルコールをほんのわずかに加えて造られたお酒です。香り高く爽やかな口当たり。

純米吟醸酒

★吟醸酒よりも少し味に厚みがあります! [ この酒質のお酒一覧 ]

吟醸酒でも醸造用アルコールを一切添加しないで醸したお酒。アルコール添加をしないために味に厚みがあると言われています。

純米酒・特別純米酒

★これが日本酒本来の姿! [ この酒質のお酒一覧 ]

精米歩合は70%以下に精米された米、米麹、水のみで造られる日本酒本来の姿。醸造用アルコールは一切添加せずに造られたお酒です。すっきりしたものや芳醇なものなど蔵元の個性によって様々味わいが楽しめます。

本醸造酒・特別本醸造酒

★純米酒より軽い味わいです! [ この酒質のお酒一覧 ]

純米酒と同じく米は70%以下に精米されたものを使います。味を整えるために仕込みの白米の重量に対して10%以下の醸造用アルコールが添加されており、一般的には純米酒より軽い味わいのものが多いようです。

貴醸酒

★濃厚な甘口の風味! [ この酒質のお酒一覧 ]

通常の清酒の仕込は、米・米麹に水を加えて仕込むが、貴醸酒は酒を仕込む際、仕込み水の半量に清酒を用いて造られるお酒のことです。濃厚な甘口の風味が特徴のお酒です。

微発泡酒

★シュワッとした泡感が楽しい! [ この酒質のお酒一覧 ]

純米酒と同じく、酒米と水で仕込みながら、シュワッとした微発泡を実現した。和製シャンパンとの評価が高いお酒です。

日本酒の味わい4タイプ

薫酒(くんしゅ):香り高いタイプ

★ 華やかな香りと爽やかな味わい [ この酒質のお酒一覧 ]

見た目は淡く清涼な印象で、華やかな透明感のある香りが特徴です。爽快な味わいとともに、酸味とのバランスが良く、香りは高いが後口の余韻は短く、キレの良い飲み口のお酒。

☆ 種類 ☆

大吟醸酒、吟醸酒など

□ 相性の良い料理 □

食前酒に適しているお酒。香りが主体となるため、和、中、洋を問わず料理を選ぶ傾向にある。

▼ 飲むのに適している温度 ▼

8~12℃、10~15℃ 冷で飲まれると良い。

爽酒(そうしゅ):軽快タイプ

★ 清楚な香りと軽快な味わい [ この酒質のお酒一覧 ]

外観はきわめて淡く、みずみずしい。穏やかで控えめな新鮮な爽やかさのある香りが特徴。軽くさらりとした口当たりに、フレッシュな酸味。後味は短くキレが良い、さっぱりとした飲み口のお酒。

☆ 種類 ☆

生酒、しぼりたて新酒、生貯蔵酒、低アルコール酒など

□ 相性の良い料理 □

料理との相性は幅広く、食前酒、食中酒に適しています。

▼ 飲むのに適している温度 ▼

5℃前後、5~10℃ 冷で飲むお酒です。

醇酒(じゅんしゅ):コクのあるタイプ

★ ふくよかな香りとコクのある味わい [ この酒質のお酒一覧 ]

色調はやや強く、厚みのある印象。ふくよかで丸い香り、旨味を思わせる柔和な香りのお酒。甘味、酸味は心地良い苦味とふくらみのある旨味が調和し、とろりとして、ふくよかな味わいと力強さがあるお酒。

☆ 種類 ☆

純米酒、生もと系純米酒、本醸造酒など

□ 相性の良い料理 □

料理との許容範囲が非常に広い。食中酒に最適なお酒。

▼ 飲むのに適している温度 ▼

15~20℃、40℃前後、40~50℃ 燗をするのに最適なお酒です。

熟酒(じゅくしゅ):熟成タイプ

★ 練られた香りと芳醇な味わい [ この酒質のお酒一覧 ]

見た目は琥珀色など褐色を帯びていて、とろりとしている。力強く、複雑で個性的な香りが長く感じられるお酒。甘味はとろりとしていて、よく練られた酸味が加わりバランスが取れている。重厚な後味と長い余韻がある。

☆ 種類 ☆

古酒、長期熟成酒、秘蔵酒など

□ 相性の良い料理 □

個性的で力強い味わいを持つため、料理を選びます。風味の強い料理、濃厚な味付けの料理(お酒に引けをとらない料理ですね!)と同調します。

▼ 飲むのに適している温度 ▼

15~25℃、35℃前後(ただし、貴醸酒は、冷や、ロックでもOK)

お酒の味わいを保つ

気をつけたいお酒の保管

日本酒はお酒の中でも、とてもデリケートです。そのため、日本酒の保存方法は気を使う必要があります。

・・・と言っても、ご家庭で出来る範囲内の事をここではご紹介します。少しの気遣いで、全然変わります!せっかく買った美味しい日本酒なのだから、美味しいままで飲んでもらえたらと思います!ぞんざいに扱わず、日本酒を美味しく楽しむためにも、是非!保存する時は参考にして下さいね!!

★デリケートな日本酒は、温度の変化や光に過敏に反応します。特に紫外線に当てると、化学変化を起こしやすくなり、お酒の色が変わってしまったりします。

  • そのため、日本酒の保存をするためには、温度変化を出来るだけ少なくし、冷蔵庫に入れ光を当てないようにしましょう。
  • 紫外線を避けるため、日光や蛍光灯には当てないようにする必要があります。保存する場所として、暗い場所が良いでしょう。
  • 生酒や吟醸酒・大吟醸酒などは、変わりやすいので特に要注意です。せっかくの生酒の新鮮な味わいが落ちたり、吟醸香が減少してしまいます。

★「かならず冷蔵庫に入れないといけない!」というわけではありません。

  • 「火入れ」を行っている日本酒に関しては、常温保存でも大丈夫でしょう。ただし、その場合はなるべく温度変化の少ない湿気の無い場所や、日光や蛍光灯など、光の当たらない冷暗所の方が良いです。しかし、しばらく飲む事がないようでしたら、冷蔵庫での保存をオススメします。
  • 生酒や要冷蔵と明記してあるお酒に関しては冷蔵庫にて保存しましょう。

「広島お酒スタイル」の保管について

広島お酒スタイル 冷蔵庫写真
広島お酒スタイル 冷蔵庫写真

冷蔵が必要な日本酒は下の写真にあるような大型冷蔵庫にて保存・管理しています。下の写真では、撮影するために明かりがついていますが、普段はきちんと消して保存しています(^ー^)b

この冷蔵庫の置いてある場所も普段は暗いところです。火入れがされている、常温保存でも問題ない日本酒は、冷暗所にて常温に置いておりますが、夏などの気温の変化が大きくなる場合は保管場所を変えています。

燗酒で拡がる日本酒の魅力

お燗の呼び方と温度目安

燗と冷やの表現と温度の目安
燗と冷やの表現と温度の目安

お酒のタイプによって、それぞれ飲む温度を変えると、いっそう美味しく頂けます♪

そこで、簡単にお酒の飲用温度の目安をまとめました。お酒の味わい4タイプと一緒に、参考にして燗をつけて飲んでみたり、冷やのままで飲んだりと、いろいろ試してみて下さいね(^ー^)b

これはあくまでも目安なので、いろいろ試されて、自分の好きなお酒の飲用温度を探してみて下さい!!

日本酒ラベルを知ろう

ラベルの読み取り方

日本酒を見ると、まず一番最初に目に入ってくるものは「ラベル」でしょう。勇壮なものから華麗なものまで、日本酒のラベルには伝統と美意識、各酒蔵の主張が感じられ、興味深いものですね。そして、そんなラベルには、商品としての日本酒を知るための、様々な情報が網羅されています。

このラベルを読み取る事が出来れば、そのお酒がどのような日本酒なのか分かります。料理や、気分などに合わせて日本酒を選んで探すと楽しくなりますよ♪


ボトル正面ラベル(表ラベル)の表記

日本酒の表ラベル説明図
日本酒のラベル表記(表ラベル)

① 銘柄名
お酒の名前。看板となる部分ですね。

② 酒蔵名と所在地
製造元の蔵元名と住所。

③ 特定名称酒の分類
「大吟醸」や「吟醸」「特別純米」「本醸造」などの表記。

④ 造りの手法
例えば、「無濾過生原酒」や「山廃仕込」など、造りの手法についての表記。

⑤ 酒税法上の酒の種類

⑥ アルコール度数
アルコール度数の表記。日本酒は平均して15~16度のものが多い。

⑦ 原材料名
純米酒ならば、「米・米麹」だけで、本醸造酒ならそれに「醸造用アルコール」が加わる。

⑧ 出荷年月

⑨ 容量

ボトル裏面ラベル(裏ラベル)の表記

日本酒の裏ラベル説明図
日本酒のラベル表記(裏ラベル)

① 銘柄や特定名称種の分類
酒の種類などが表記してある。

② 原料米
広島ならば、「千本錦」や「八反」「八反錦」「こいおまち」などが主流。

③ 精米歩合
60%以下は吟醸酒。50%以下だと大吟醸となる。

④ 仕込み水
普通地元の井水や自然水の表記が多い。

⑤ 日本酒度
甘い・辛いという味わいの感覚を数値で表したもの。プラスの値が大きくなれば、辛い度合いが高く、マイナスが大きいと、それは甘い味わいのものになる。
目安となるものなので、あくまでも参考として見ると良いでしょう。(日本酒の味わいは甘い辛いだけではないですよ~!)

⑥ 使用酵母
酵母菌は、おもに県の醸造研究所や(財)日本醸造協会で開発・培養している。広島には「広島酵母2号」「同5号」「同6号」、さらに2号の泡なしの「泡なし21号」などがあります。広島酒は酵母にも恵まれています。

⑦ 酸度
酒には酸が含まれる。こはく酸やりんご酸、乳酸など。数値が高いほど酸味は辛く、低いほど甘くなる。ただし、日本酒の味は微妙な風味が重なりあっているため、単純に酸度の数値だけで「酸味が強い」と感じるかどうかは疑問です。日本酒の味わいは奥が深いので、簡単ではありません!

⑧ 仕込み年度
そのお酒が仕込まれた年が表記されている。

⑨ 杜氏名
造りの責任者が杜氏です。( )は出身地を表すもの。杜氏の名前を覚えておくと、次にお酒を買うときに参考になるかも。


その他にも載っている事項があると思いますが、各蔵元ごとに差があると思いますので、自分で実際に見てみながら選んでみるのも良いかも。

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