筆の里 熊野で愛されている地酒は昔ながらの手造り醸造桶売りをやめ自社ブランドのみに、社長と奥様で造る里の酒馬上酒造場(ばじょうしゅぞうじょう)は、馬上日出男社長の祖父の代から始まり、創業明治26年以来100余年の歴史を刻んできました。 取材中、地元の住民の方が訪ねてこられました。社長は、その老婦人に 地元との顔の見える付き合いを大切にしている蔵元なのだと感じました。大号令が立地しているのは、筆の里で知られる熊野という地域です。こうして熊野の里の人々に愛されながら、この蔵も続いていくのでしょう。 |
馬上 日出男氏 普通酒と特定名称酒の割合は半々となっています。 広島産の酵母であるせとうち21号を使用し、広島産の酒米を使用するなど、「地産地消」を体現しています。 袋搾りといい、昔ながらの舟を使った搾り方を続けています。そのため、機械で圧搾した酒粕よりおいしいとすぐに売り切れてしまうほどの人気商品です。 |
日本酒が飲まれていた大衆居酒屋の数が、田舎でもどんどん減っているので、今までより出荷量も減ってきています。 ですが、地元の人や全国のファンの方々から「今年の酒を楽しみにしています。」「おいしかった。」といった声をいただけるのでそれを励みに蔵を続けているようなものです。 左写真 : 馬上 日出男氏 |
馬上酒造場 〒731-4215 |