甘口の広島酒で、伝統的に辛口を醸してきた
淡麗ではなく濃醇、味わいの深い辛口酒
広島県内の中では最たる辛口の酒を、醸してきた蔵元が『 亀齢 』です。
亀齢酒造(きれいしゅぞう)株式会社の銘柄の由来、「百薬の長」である酒を口にして、亀のごとく長く生きることから名付けられました。
大正6年の全国清酒品評会で、「月桂冠」や「賀茂鶴」とともに、日本初の名誉賞を受賞したのが「亀齢」の酒。
現代でも、レベルの高い酒造りが、飲み手から高い評価を受けています。
【このお酒の酒質】 |
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精米歩合 |
45% |
アルコール分 |
17度以上18度未満 |
日本酒度 |
+5.0 |
酸度 |
- |
原料米 |
山田錦 |
酵母 |
自家培養 |
【のみごろ温度】 |
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ロック |
◎ |
冷酒 |
◎ |
常温 |
○ |
ぬる燗 |
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あつ燗 |
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日本酒度・酸度のバランスが、お酒の味を決めます。
(あくまで目安としてお考えください)
●日本酒度とは?:+傾向 なら 辛 / -傾向 なら 甘
●酸度とは?:数値が大 なら 濃醇 / 数値が小 なら 淡麗
亀齢酒造 ( きれい ) の詳しい紹介はクリック
『 店長より一言 』
亀齢 大吟醸 創(そう) 720ml
『亀齢酒造の日本酒はこんな酒』
古くは「吉田屋の酒」として親しまれていたが、明治初期になって「亀齢」と命名。
大正6年の全国清酒品評会で、「月桂冠」や「賀茂鶴」とともに、日本初の名誉賞を受賞し、その縁起の良い名を全国に広く知らしめることになる。
蔵の酒は代々「広島では3本の指に入ると言われてきた」という辛口指向。甘口の蔵が多い地元西条で、代々独自の個性を打ち出してきた。
■ 亀齢酒造 銘柄ラベル
「亀齢(きれい)」の名前が付けられたのは、明治の初期のこと。
酒は百薬の長。それを口にして、亀のごとく長く生きる。
長寿を表す亀にあやかり、長寿と永遠の繁栄を祈って命名されました。
その名が一躍全国に広まったのが、大正6年の全国清酒品評会。
「亀齢」は「月桂冠」や「賀茂鶴」とともに、日本初の名誉賞を受賞し、その縁起の良い名を広く知らしめることになりました。
■ 酒どころ、西条で辛口の酒としてその名を知らしめる
甘口の酒が多い酒どころ西条において、古くから亀齢酒造のお酒は、「広島県内の中では最たる辛口の酒」と言われてきました。戦後、甘い酒が売れている時代にも亀齢酒造はブレることなく、代々続いてきた辛口の味を守り、ファンから一定の信頼を勝ち得ました。
現在は味のある酒、コクのある酒に飲み手の嗜好も傾き、昔のように甘い、辛いの差を一概に言い切れない中で、6代目の石井社長は、亀齢の個性を活かしながら、淡麗ではなく濃醇で味わいの深い酒造りを求められているそうです。
亀齢酒造の看板商品となるのは、フルーティで、強いボディの『亀齢 大吟醸 創(そう)』。『亀齢 本醸造 生貯蔵酒なまちょ』もクセがなくキレイな喉ごしで、高い評判を得ています。酒以外にも2003年に発売開始した、酒を練り込んで作る細麺の「醸華町うどん」や、大吟醸の酒粕を吹き付けてコーティングし、ほのかな酒の香りと豆の旨みを感じさせる豆菓子の「亀齢の豆氏さん」が地元で人気を呼んでいます。
亀齢の個性は酒そのものだけではなく、風味抜群の「醸華町うどん」といったサイドメニューにも活かされていくことでしょう。